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下関と博多の明太子における関係

実は明太子に関して、地域間論争が起こっているのは皆さんご存知でしょうか?

当サイトでは福岡の明太子という表記もあったり、歴史のところでは下関の明太子という表記もしていたりします。

そう、お分かりいただけたでしょうか、実は明太子の元祖はどこか?
という元祖論争が下関と博多の間で起こっているのです。

もちろん、お互いどちらが元祖かと言う結果は出てないので、そのため両者協議によりお互い「元祖」という明記を避けるようにということを決めているのですが、実際のところ、色々な販売情報をみていると分かるのですが、

「明太子の発祥は●●」とか「元祖明太子の●●」といった風に、

実はお互い「元祖」表記をしているという現状があることから、この元祖論争は今でも続いているようです。

元々の発祥の地は朝鮮半島

明太子の歴史でも触れたように、もともとの明太子の発祥の地は朝鮮半島、いまの韓国です。

そこで発明された明太子を戦中から戦後にかけて日本人が下関や博多にもってきたことが日本での始まりなのですが、歴史コーナーでも説明したとおり、元々、韓国で開発された明太子は日本人の味覚には全く合わないものだったのです。

そんな明太子を日本人好みに開発してきたのは福岡か下関かは実際のところどちらかは明確には分かっていないようです。

確かに、歴史のところでは韓国から下関へ連絡船でスケトウダラが輸入されてきて、そこで色々と開発されてきたいとう話はしましたが、実際のところはまだ分かっていません。

その他の地域論争

このような論争は、明太子だけではありません。
日本全国に地域間論争は尽きない話です。

漁獲量が多いのに知名度だけは負けているとかそんな地域間論争があるため、なかなか解決されないのが現実です。

知名度的に言えば、明太子と言えば福岡県ですよね。

そのような結果をみていると分かるのですが、福岡の宣伝力・生産力に下関が後追いしてしまったところに今回の論争が起こっているようですね。

歴史からみても恐らくは日本の元祖は下関かもしれませんが、まあ、食べる側にとっては美味しい明太子を食べたいわけですので、味にこだわった明太子をこれからも作り続けて欲しいなと願っております。